パラレルシフト

コントロールを手放すとは?

コントロールを手放せ!

そんな言葉を聞きます。

けれども、コントロールが「いけない」わけじゃないんですよね。

コントロール「しなくちゃ」という「思いこみ」を手放せ、と。

いうことなんじゃないかと。

本当にコントロールできているときを思い出してみてください。

その瞬間からコントロールは消えているでしょう。

例えば、自転車にうまく乗れているとき=うまくコントロールできているとき、その瞬間、その自転車のハンドルにコントロールはありません。ただゆるやかに、ハンドルを握っています。コントロールしようと必死にハンドルにしがみつくとき、そこにはコントロール「しよう」という執着だけがあって、本当のコントロールはありません。

それをゆるやかに触れ続けているけど、そこには注意が固定されていない。

つまり、これは流れにのっている感覚です。

だから、時々「コントロールを手放せ!」とか言う人もいるんでしょう。

一度、「コントロールを手放せ!」を思い込んでしまうと、

「手放そう」としてしまいます。

「手放す」とは「手放す」意味で言っているんだけど、「手放そうとして、手放す」という新しい意識的な行動になってしまう。

余計なことをやめろ、って言ってるのに、新しい余計なことをしようとする。

そこで人はなぜか「コントロールしちゃいけない」と思いこみに注意が固定されます。

実は、それって……

「しなくちゃ」 が 「しちゃいけない」

という別の思いこみに「変換」されただけ、なんですね。

未だ、そこへのアテンションの固定は起きています。

そこにアテンションの解放が起きると、そこにはコントロールの感覚は消えますが、それはより、その人自身の能力を引き出し続けます。このことを僕は「開花」と呼びます。

旧暦においても2017年のスタート

今年も、軽やかに開花していきましょう。

自分を変える旅から、自分に還る旅へ。

ABOUT ME
マッキー
牧野内大史(まきのうち ひろし)作家、コンサルタント。著書に『人生のシフト』(徳間書店から)スピリチュアル翻訳者として著名な山川紘矢さん 亜希子さんご夫妻 あさりみちこさんとのセッション本(ヒカルランドから)や、監修翻訳を担当した『ソウル・オブ・マネー』(リン・ツイスト著)等がある。2014年にIFEC(国際フラワーエッセンス会議)に日本人ゲストとして登壇した。長野市在住。