あっという間に1月が終わり節分。
大阪と東京をぐるっとまわってワークショップを開きました。
2020で大切なこと。
それは、両面を見るということ。
願望 と 問題
好きなこと と 嫌い(苦手)なこと
良いこと と 悪いこと
正しいこと と 間違っていること
その両面を見たとき、軽やかな一歩を踏み出すことができます。
これは内面だけれども、外面も同じで、たとえば大きなダンボールを持ち上げようとするときは、その裏側(目に見えていない部分)も想像してみる。すると、軽くひょいっと持ち上げることができます。
これは古来の武術で奥義ともされてきた「スイッチ」で、宗教的な儀式では鏡をその両面を見渡すために使ったりもしていました。
今回のワークでは易の解説も出て、象徴としてこちらの2つの卦(か)2枚のカードをご紹介しました。
これはペアになっている卦で、
大きなお鍋(「鼎」)をひっくり返して「革命」が起きる
イメージとなっています。
TaoTaoカードだと、シフトとシンクロ。
・沢火革(たくかかく)49 シフト
・火風鼎(かふうてい)50 シンクロニシティ
革命は君子豹変、「豹変する」の語源にもなっています。
大人虎変(たいじんは立派な人という意味)
君子豹変
素晴らしい人は、季節が変わるとまるで虎や豹の毛皮があざやかに生え変わるように虎変・豹変することを意味します。
最近は豹変はあまりいい意味では使われないけれども、もともとはひっくり返るくらい大きく変わるという意味なんですね。
さらに、
小人革面(しょうじんはめんをあらたむ)
という続きがあって、面とは顔のこと。
その他多くの人は、神妙な顔をしたり、真剣に考えている顔だけはするけど、何も変わらないよね。という、なんとも耳の痛いお話。
今はあまり使われない言葉で
「鼎の軽重を問う」
もありますね。
この意味はまさに革命で、祭事の鼎を「どれどれ」と持ち上げひっくり返すということ。
革命とは、今ある状態を根底からよいしょっとぶちまけた卦。
その全体が変わること。
実際に易経の6本の棒の組み合わせを見ると、それぞれ上と下をひっくり返したカタチ。
上下を180度ひっくり返した卦(綜卦といいます)となっています。
でも、よく見てください……
たった1本を動かすことですべてをひっくり返すことができるのです。
1本を動かすと全体がひっくり返る。
これが スイッチ です。
自分を変える旅から、自分に還る旅へ。