ビデオ:カイヴァリヤ。

ある人にとっては、

「あの世」について思いを馳せることが

スピリチュアルなことであり。

ある人にとっては、

「この世」の現実に体当たりしていくことこそが

スピリチュアルなことだったりする。

★ フラットランドとプラトン哲学のイデア論から見たアドヴァイタ(梵我一如、またはノンデュアリティ)
https://www.youtube.com/watch?v=AZ2M1fXRiuU

『フラットランド』で紹介される次元について考えていくと、高次元と低次元の関係がもっとはっきり見渡せるようになってきます。この部分のメッセージはイデアに関して誤解しがちな部分を解きほぐしてくれます。イデアはそもそもカタチの無い世界であり、真実を確定しない易なる次元空間です。

本当のことなんて無い、ってことだけが、本当のことだったりします。

ビデオで話しているように、四角い影にとって黒板消しは

高次の自己

ハイアーセルフ?! のように見えるかもしれません。

でも、ちがいますよね?

しかし、影が黒板消しをハイアーセルフのように見立てること自体は、まったく自然なことです。

なぜなら、影はその黒板消しの影、だからです。

イエスはいった「あなたの面前にあるものを知りなさい。そうすれば、あなたに隠されているものはあなたに現されるであろう。なぜなら、隠されているもので、顕にならないものはないからである」
ナグ・ハマディ写本 トマスによる福音書 隠されたイエスの言葉

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『フラットランド―二次元の世界から多次元の冒険へ』
エドウィン・アボット・アボット(著) 牧野内 大史 (翻訳)

フラットランドは影の世界

例えば、フラットランドを影の世界だと考えてみます。紙っぺらには厚さがある(3Dだ)けど、影に厚さが無いですから、そこには面積があるだけの2次元の世界。

2次元の視点から見ると、

「光」と「影」はお互いがお互いに依存する相補対待の関係に見えます。

これは正確には、光のあたっている面積と、光のあたってない面積の関係のことを指しています。常に全体の面積から一方を引き算したのが、もう一方になります。一方がなくなれば光と影という言葉すら必要なくなる。相補対待です。

しかし、これを3次元から見ると世界はガラリと変わるでしょう。

3D(スペースランド)にあるのは、光源と、光を遮る物体です。光源はサイコロがなくとも存在できるし、サイコロは光源がなくとも存在できるので、お互いが依存する関係ではありません(相補対待ではない)。

しかし、明らかに「影」は、2つの存在の関係から現れるのです。

その影がスクエア君。

光源ー物体ー影 の関係です。

フラットランド

僕たち3次元人にとっては、彼が実体を持たないことを知っています。彼は3次元を2次元に射影した存在です。明らかにこれは影であって、実体ではないはずです。

しかし、一方でスクエア君は、フラットランドの物語を創り出す主人公。

2次元の世界で彼は圧倒的に存在するし、3次元の2つのモノ(光源と物体)の位置関係によってフラットランド内を動き回ります。だから、スクエア君は、影は自分の実体だと思いこむことができます。

スクエア君
僕は正方形のカタチをした実体なのだ

それは彼にとって正しい、僕たちにとっては正しくない。

ここで注目したいのは、僕たちにとっては物質(サイコロ)こそが真実の世界(イデア)であり、影はニセモノ(真実ではない)ように見えてしまうことです。こちらが真実で、ありらは嘘っぱちに見えてしまう部分です。

確かに、この四角形は立体の影です。そもそも、それを創り出している物体(サイコロ)だって、三角形を組み合わせただけの八面。ここでは、たまたま影が正方形になるように射影されているだけなのです。

『フラットランド』のスクエア君は、小説の中で3次元の球体(スフィア)と出会いました。そして、球体からこの3次元の真実を告げられ、冒険の結果、この仕組みを完全に理解します。

スクエア君
僕のハイアーセルフは立体なのではないか?

人はどこまでも同一化できるヨリシロを探すので、今度は影ではなく物質(サイコロ)に自己を同一化させようとします。ですから、このように影を創り出している何を私のイデア世界だと考える、自分の霊魂だと考える……こともできるかもしれません。

スクエア君
そうか僕は物質(霊魂)の影だったんだ!

こんな感じ。

高次元の物体を自分の本当の姿、霊魂だと考えます。スクエア君はそのように思いこむこともできます。一方で、これは3次元人の僕たちにとっては、とても奇妙なアイデアになるでしょう。

「いやいや、君は光源と物体の関係がつくりだした射影だからね」

影は物質が創り出したものでも、光源が創り出したものでもありません。

2つの関係が創り出したもの。
(映し出された面も入れると3つの関係になる)

では、それを創り出しているもの(プラトンのいうイデア:真実の姿)があるのか?

3次元においては、あるでしょう。影の2次元において3次元はやっぱりイデア:真実の姿に見えるのです。しかし、3次元の確固たる物質、そこに確かに存在しているように見える何か、ですら、それを緻密に見ていけばそこに何かがあるとは言い切れないように。

より上の次元からすれば

「それだって影だよね」

というものかもしれないのです。

真実がどこまでいっても確定しない世界。

「じゃぁ、どうする?」

ってところをビデオではお話しています。

自分を変える旅から、自分に還る旅へ。

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牧野内大史(まきのうち ひろし)作家、コンサルタント。著書に『人生のシフト』(徳間書店から)スピリチュアル翻訳者として著名な山川紘矢さん 亜希子さんご夫妻 あさりみちこさんとのセッション本(ヒカルランドから)や、監修翻訳を担当した『ソウル・オブ・マネー』(リン・ツイスト著)等がある。2014年にIFEC(国際フラワーエッセンス会議)に日本人ゲストとして登壇した。長野市在住。