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ミルトン・エリクソン

斬新な手法で現代の心理療法に最も影響を与えた心理学者。 そして、優れた催眠術師であったミルトン・エリクソンの話です。 彼は17歳のときポリオにかかり、全身が麻痺してしまいます。 その麻痺している間、彼は退屈しのぎとして、 唯一使うことのできる目で自分の家族を観察しながら、 後に催眠に必要な観察力を習得していきました。 彼はただ首筋を見るだけで、相手の脈拍を知ることができたそうです。 ポリオによって失われたものは、後に彼にギフトを与えてくれました。 エリクソンはポリオ以外にも、色覚異常や失音楽症などの障がいに悩まされていました。 そして、そのいずれもが相手の呼吸や話し方を観察しながら催眠を行うのに役立ったといわれています。 ある日、師はこのようにいいました。 「あなたの弱さを隠したり、消してしまうことに  エネルギーをそそぐよりも、あなたの弱さと一緒に在りなさい。  弱さを今は受け容れられなくてもいい。  その、あなたの人生最大の弱みが、  人生最大のギフトだと知る日まで、一緒に過ごしなさい」
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『みじめ』な自分を再発見

水晶の玉をイメージしてください。 透明で透き通った水晶。 この純粋な水晶は、ほんとうの自分。 ひとつの真実です。 地球上にいる僕たちの水晶は、 ちょうどこんなクラッククォーツ。 無数のクラック(ひび割れ)があります。 このクラックのひとつひとつは 人間としての限界、物質的体験のチャネルで、 これがあることで、 僕たちは様々な感情を味わい、 人間としての人生を体験することができます。 このクラックは、 僕たちが両親から受け取る最初のギフトです。 それは愛せない自分の側面でもあります。 その側面に僕たちは苦しむこともありますが、 それを含めて、愛が何かを知る旅のひとつです。 人は愛せない自分が出てくると、 それを感じないようにするために 相手か自分を責めます。 これは、怒りです。 僕の場合は、『みじめ』な自分があります。 20代のころ、 これ以上ない『みじめ』な体験をしました。 その自分を受け容れられないとき、 出てきたのは、 社会や他人への怒りや自分の無力さへの怒り。 「どうすればいいんだ!」 そう怒っている間や思考に走っている間は、 みじめな自分を感じずに済みました。 それでも、みじめな自分を受け容れざるをえなくなったとき 空から星がバラバラと落ちてきて、すべてがオーケーになりました。 みじめな状況はありません。 みじめな自分がいるだけです。 多くの人は、その自分を感じることを避けようとします。 その自分を認めることは、とても怖いことかもしれません。 そのみじめな自分を愛せるようになったとき 現実で起こるその状況は溶けてなくなります。 まるでクラックがひとつ消えて透明になるように…。 自分に耳を傾け、受け容れる。…
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心理的なピエロの仮面をかぶる瞬間

ピエロって、何だかユーモラスでよく見ると怖かったりしますね。 僕たちがピエロの仮面をかぶるとき、(比喩の話です) その理由は、ただ楽しさや喜びからとは限りません。 ただただハッピーだからではなく、 むしろ、影の部分から来る理由の方が多いかもしれません。 僕たちは、悲しいとき、寂しいとき、不安なとき、 ユーモアいっぱいのピエロの仮面を使って、巧妙にその感情を隠そうとします。 例えば、何かのパーティーにでかけたとき、 必要以上に盛り上げ役になろうとして、 氣まずい思いをしたことがありませんか? もしかしたら… 「なんで、あんなことしたんだろう?」 と思うようなことを、 人間関係や仕事でしたことを思い出すかもしれません。 僕たちは心理的に4人のピエロを、内側に持っています。 1.依存のピエロ わからない。できない。知らない。私には何の責任もない…。 両手をバンザイして、ただただ無力である自分が現れているとき 僕たちは「依存のピエロ」を発見します。 きっと、そのピエロは、 自分は見捨てられたと感じて傷ついたことがあるのでしょう。 2.犠牲のピエロ 自らを差し出し、笑いの的になり、 自尊心を傷つけてしまうようなことをしてしまう…。 自分を大切にできないとき、 僕たちは「犠牲のピエロ」を発見します。 きっと、そのピエロは、 自分は理不尽なことで責められていると傷ついたことがあるのでしょう。 3.取引のピエロ 自分自身をオークションの競りにかけるように、 いくらだったら売った、買った、と交渉を始める…。 大切なものを忘れて、怖れ疑うことしかできないとき、 僕たちは「取引のピエロ」を発見します。 きっと、そのピエロは、 自分は利用されたと感じて傷ついたことがあるのでしょう。 4.攻撃のピエロ まわりがまったく見えなくなり、 怒りに身をまかせて、すべてを台なしにしてしまう…。 感情に支配され人生を選択する力を見失ったとき、 僕たちは「攻撃のピエロ」を発見します。…
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服従の心理

僕たちの人生は、僕たち自身の、 「選択」 によって、創り出されています。 1960年代にエール大学で ある衝撃的な実験が行われました。 スタンリー・ミリグラム氏の アイヒマン実験と呼ばれている、心理実験です。 この実験で被験者は、白衣の権威者から、 質問に間違った人に対して、 電氣ショックを与えるよう指示されます。 ミリグラム氏は当初、 被験者は相手を傷つけるような 異常な命令には従わないだろう、 と、考えていてました。 しかし、驚いたことに、 普段は善良な被験者たちの実に65%が嫌がっている相手に 450ボルトという強い電気ショックを与えました。 実は、この実験。 電氣ショックの装置はニセモノで、 ショックを与えられる人も、 ただ痛がる演技をするだけの役者です。 この実験で示されたのは、 服従の心理。 人は、権威のある者からの命令にいとも簡単に屈し、 自分の持っている選択の力を明け渡してしまうということでした。 これと同じ実験が、海外のテレビ番組によって再現されたそうです。 「出題されたクイズに間違えた相手に、参加者が電氣ショックを与える」 参加者はそれが クイズ番組のルールとして与えられると、 80%の人がその命令に従ったそうです。 命令に従ったの理由は・・・ ルールだし。 テレビ番組だし。 司会者がそうしろって言ったし。 いずれにしろ、 電氣ショックのスイッチを入れる選択をしたのは、 個々の参加者ひとりひとりの判断です。 「選択する力」 これは、人間に与えられた、 素晴らしい力だと思います。…
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