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終わらない話(6) 極性

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このブログについての意図を確認しました。【注意】

こちらの話のつづきです。

最も小さな部分に、そのすべてが宿るというのは、
もしかしたら矛盾した言葉に聞こえるかもしれない。

でも、この世界は矛盾していて、同時に矛盾していない。

- ??

すべての真実は半分正しくて、半分は間違っている。

- それは解釈のちがいということですか?

そうだね、私たちは立つ位置によって、
ちがった景色を観ることになる。

ちがっているけど、結局おなじことだったりする。

- ??

サイクルの話でもしたけど、このとき、
「極をつくる」ということを知っていると
すごく楽なんだ。

極をつくると、私たちはそこで休むことができるから。

だから、休みたいところに極をつくる。

「80対20の法則」という言葉を聞いたことがあるかな?

- えっと、例えば10人の営業マンがいたとしたら、
  そのうち2人が全体の80%の売上をあげるとか・・・
  そういう法則でしたよね。

そう。別の見方をいえば、
売上の80%は、全顧客の20%が生み出している。

また、これを商品でみれば、
売上の80%は、全商品銘柄の20%が産み出している。
これは残り80%の商品が「ロングテール」とも呼ばれている。

まぁ、全て同じことをいっているんだけど。

例えば、マッキーがある会社の経営をまかされたとする。
そこでは、この80対20の法則と同じことがおきるかもしれない。

10人の社員のうち、2人はとても売上に貢献してくれる。
そして、残り8人の社員は2割の売上を出し、
特に、その8人のうち2名はまったく売上に貢献していないようにも見える。

どう感じる?

- 経営者としては、給料を出しているわけですから
  貢献していない2名にはちゃんと給料分は働いてもらわないと困りますね。
  彼らを採用したことを後悔してしまうかも・・・

そう考えるのも、当然だと思うよ。

もしかしたら、あまり成績のふるわない社員を削って
80%の営業成績をあげる精鋭で社員を固めたくなるかもしれない。

でも、

これは絶対にやってはいけないことなんだ。

- どういうことですか?普通に考えたら、
  無駄は省かれるし、より結果も出て良いと思うのですが。

ここで、

「すべての真実は半分正しくて、半分は間違っている」

これなんだ。

例えば、仮に全員を80%の売上をあげる社員にしたとする。

するとどうなると思う?

- えーと、2人で80%の売上をあげていたわけですから、
  単純計算で400%、300%増ということになりますよね。

実際にやってみればわかるんだけど(笑)
机上の計算ではそうでも、そうはならなくて、
これまでの100%を下回ることが多い。

- どうしてそうなっちゃうんですか?

すべてにおいていえることなんだが。

ひとつ何かを創るとね、それは2つの方向にわかれていく。
マッキーにとってひとつは有効になり、もうひとつは劣化する。

どういうことかというと、マッキーの成功にとって
劣化したものは邪魔なものに感じるようになるんだ。

正しいこと。間違っていること。両方が生まれる。

でも、もともとは同じもので、同じ意図に導かれている。

つまり、その劣化していくものは、
有効になっているものの下支えになっているんだよ。

だから、先ほどのケースの場合、
色々考えられるけど・・・例えば、

結果を出していない20%で、
小さな企画を立ち上げるといい。

小さなプロジェクトを創るんだ。
すると、その内でまた極が生まれるから。

この世界ではすべてが動いている。

止まっているようにみえる鉄の塊も
もっと細かく観ていけば振動している。
そして、スカスカの空間になっている。

不動の正しい真実すらも、
半分はそうだし、半分はそうではないんだ。
振動している。

- ・・・・・・。

数年後、こんな詩に出会った。

・・・

わたしたちが正しい場所に 花は咲かない 春になっても

わたしたちが正しい場所は 踏みかためられて 内庭のようにかたい

それでも 疑問と愛は世界を掘りおこす もぐらのように 鋤のように

そしてささやき声がきこえる 廃墟となった家が かつてたっていた場所に

「わたしたちが正しい場所」

― イスラエルの詩人イェフダ・アミハイ

<終わらない話 つづく・・・>


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コメント (3)

  1. mihoki - 返信

    職場で、必死に20%になろうとしている自分がいました。
    20%にならないと、自分に価値がないような、職場に不必要な人間のような気がして。
    この話を読むと、80%でも良いかぁ。って思えてきました。
    ありがとうございます。

  2. マッキ―さん、こんにちは。
    この記事を読んで『キバリオン』という本を思い出し、再読しているところです。

    「あるけど、ない」。見る場所によって「ある」に見えたり「ない」に見えたり。
    「人間」という視点から見れば、目の前の物も出来事も宇宙も「現実」として存在しているけど、「源・全・空・・・・(いろんな呼び方がありますが)」という視点から見ると、すべて「幻」である。
    「愛憎」も「善悪」も同じものの両極にそれぞれがあるというだけである。

    再読する機会を作って頂いて、ありがとうございます。

  3. 自分の考え方に固執し過ぎると、本当に大切なものたちまで反対側に追いやって、結局、自分が望んでいた結果は何も手に入らないことになるのではありませんか?

    柔軟性は力です。

    貴方は間違っている、あの言葉は許せない、あの時の行動は受け入れられない、の輪から少し自身をずらすだけで、相手の本当に望んでいることに気付くのかもしれません。

    そして、自分が本当に望んでいることがあるのなら、目の前の現実から逃げず、真実だけを受け取ることに意識を集中したいですね。
    正しい、間違っている、のその先に、相手に何を期待しますか?
    相手に何をもたらしたいのでしょうか?
    相手からどんな言葉を引き出したいですか?
    相手が間違っていたと知らしめたいですか?
    相手からの謝罪の言葉を引き出せば気持ちがすっきりしますか?

    それで、最後に何が残りますか?

    現状を明確に俯瞰出来れば、くだらない駆け引きから自分を解放して、心から望んでいることに意識を合わせることが出来るのでは、と感じます。

    心に想うことと
    口から出る言葉
    を一致させれれば、外側の世界は一瞬で変化するでしょう。

    そこはいつだって温かで、愛に満ちた優しい楽園です。

あなたが感じたことを教えてください。

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