去年、TaoTaoカードというツールをデザインしました。
クラウドファンディングを行って形にしたものです。

これはロサンゼルスの講演に合わせて制作したもので、帰国してからはあちこち呼ばれて「易」についてお話させていただく機会が増えました。

するとわかってきたことですが、多くの方は易経という書物は生きる道すじ、道徳的な知恵を教える教材と思われる方が多いようですね。一方で僕は、易経の易は物事の本質を見抜くためのシステムとして見ています。

変化の書。

易はもともとトカゲを示す文字で変易・不易・簡易を意味するとされています。
森羅万象の変化の奥にある、不動の本質を見抜くということ。

目に見えるものすべては変化していて、目に見えないものだけが不変なんです。

目に見えるオブジェクト(対象)ではなく、見ているサブジェクトはいったい何なのか?

ありとあらゆる変わるものの中で、変わらないものに中(あ)たる道。

まるで言葉遊びのようですね。

僕は、このシステムを相補対待(ソウホタイタイ)というアイデアでまとめています。

TSIから抜け出す、もっともシンプルな視点です。

ひとつのパラダイムの中では、見たいものを見たいようにしか見えません。
一歩そのパラダイムから踏み出してみると、予想外の新しい発見や氣づきがあります。

視点……

目に見えるものは、必ず変化します。
目に見えるものはそこにあり続けはしません。
ずっとそこに存在するのは、見えないものだけです。

では、その見えないものとは何か?

それは、自分。

見られているものは変わっても
その変化を見ている自分だけは変わらないのです。
それは、ずっとそこにいて、変化を見つづける存在。

自分は移動もしないし、自分は変化もしません。
時計がいくら回転したところで
自分の時間は一秒たりとも進むことはないんです。

場所は見かけ上の変化を続けますが、自分は一歩たりとも動きません。
まわりの世界は変化し続けるが、自分の時間は前にも後ろにも進みません。

世界は自分に向かってやってきて、自分から過ぎ去っていきます。
時間は風のように頬をなでて流れていきます。

変化の中心にただ安堵して、ただ座っている自分。

その自分に氣づいたとき、人生は生き易いものへとシフトします。

TaoTaoカード

こちらにつづく……タオタオ:太極ってなあに?

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タオタオ:相補対待という視点。2016年5月16日
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